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ラブとマミ 終わらない約束!(後編) ◆LuuKRM2PEg ◆ 数多の世界の情報が書かれている書籍が結集された、I-5エリアに建っていた図書館は既に跡形もなく消えている。代わりに残っているのは、半径数キロメートルの広さを持つクレーターだけだった。それが全て、たった三人だけの戦いによって引き起こされたと聞いても、誰一人として信じないかもしれない。しかし、紛れもない事実だった。 「……あ、ぐっ……!」 そしてその中央で、テッカマンランスはゆっくりと起きあがる。しかしその瞬間、全身に激痛が走って仮面の下で表情を顰めた。ランスはその手に握るテックグレイブを杖にして、足元がふらつきながらも立ち上がる。 すり鉢状に空いた穴の中で辺りを見渡すが、そこには誰もいない。ピーチと呼ばれていた小娘も、マミと呼ばれていた小娘も。 隠れて不意打ちを仕掛けようとしているのかと思ったが、気配は全く感じられなかった。 「この私が……ここまで追い込まれただと……!?」 地面の焼け焦げた匂いが鼻腔を刺激する中、ランスは怒りに震えた声を漏らす。完全無欠の存在と自負し、この世界に集められた蟻どもを捻り潰すつもりだった。だが実際は、たった二匹の小娘どもにあしらわれてしまう。 それが何よりも許せず、ランスはクレーターから跳び上がって捜したが、やはり誰もいない。逃げられたか、それともボルテッカによって吹き飛ばされたか。 だが、いなくなった以上は気にしても仕方がない。死んだのならそれでいいし、生きているのなら再び現れた時に始末すれば良いだけだ。あの傷ではどうせ長くは保たない。 「……くそっ、思いの外ダメージが大きいとは」 クレーターの外に出て、地面に着地しながら舌打ちする。すると全身を覆う鎧が発光し、モロトフの姿に戻った。今のコンディションは再び戦う分には問題ないが、今は少しでも楽になりたい。それを怠ってまた蟻どもに舐められては、たまったものではなかった。 思わず息を吐きながら、モロトフは戦いによって生まれたクレーターに目を向ける。普通に見れば深く、戦いの凄まじさを物語っているが結果に納得が出来なかった。 「やはりボルテッカの威力は抑えられてるか……やってくれるな、加頭よ」 全てのテッカマンの切り札とも呼べる、反粒子物質フェルミオンを原動力とした必殺光線ボルテッカ。それを浴びたらどんな存在だろうと、対消滅してしまう。もしもそれをここで撃ったら、被害はこれだけのクレーターを生むだけに留まらない。この島全てを軽く吹き飛ばせるはずだった。 認めるのは癪だが、加頭順が何かを施したのだろう。そうでなければ最初から戦いにはならず、一方的な蹂躙になるからだ。裏返して言えば自身を驚異的と見ているのだろうが、嬉しくとも何ともない。 「それにしても、プリキュアに魔法少女……か」 先程戦った小娘達が口にしていた言葉を、モロトフは思い出す。意味がまるで理解出来なかったが、今になって思えば恐らくテッカマンのような存在かもしれない。 当初は見くびっていてじっくり痛めつけてから殺すつもりだったが、そんな慢心を持っては勝てる相手ではなかった。テッカマンがこの地に五人も集められた事を考えると、プリキュアや魔法少女も何人かいるかもしれない。 「そんな愚か者どもは必ず私が殺してやろう……この手で一人残らず、な」 そう呟きながら、モロトフは当初の目的地である市街地を目指した。憎き裏切り者たるテッカマンブレード、相羽タカヤを見つけるために。 【一日目・早朝】 【I-5/焦土】 【モロトフ@宇宙の騎士テッカマンブレード】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、強い苛立ち [装備]:テッククリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード [道具]:支給品一式、拡声器、ランダム支給品0~2個(確認済) [思考] 基本:参加者及び主催者全て倒す。 1:市街地に移動して拡声器を使い、集った参加者達を排除。 2:ブレード(タカヤ)とはとりあえず戦わない。 3:プリキュアと魔法少女なる存在を皆殺しにする。 4:キュアピーチ(本名を知らない)と巴マミの生死に関してはどうでもいい。ただし、生きてまた現れるなら今度こそ排除する。 [備考] ※参戦時期は死亡後(第39話)です。 ※参加者の時間軸が異なる可能性に気付きました。 ※ボルテッカの威力が通常より低いと感じ、加頭が何かを施したと推測しています。 【全体備考】 ※戦いの影響により【I-5】エリアの大半は焦土となって【I-5 図書館】は跡形もなく消滅しました。また、巨大なクレーターが生まれています。 ◆ 「ピーチ……ピーチ……ピーチッ!」 巴マミは来た道を逆に戻るように駆け抜けている。ぐったりと倒れてしまったキュアピーチを両腕で抱えながら。 あの極光の中から弾き飛ばされた彼女を、これ以上傷つけたくない。もしもあそこからランスが現れたら、今度こそ殺されてしまう。だから奴の生死に関わらず、今は撤退するしかなかった。 「お願い……早く治って!」 そして彼女は、治癒の魔法をキュアピーチに施している。彼女の焼け焦げた皮膚はゆっくりとツヤを取り戻し、傷口が塞がれた。その度に、残り少ない魔力が減っていくのを感じる。 ランスとの戦闘でただでさえ魔法をたくさん使った上に、グリーフシードも手元になかった。本当ならマミ自身も体力を回復させたかったが、そんな余裕などない。ソウルジェムが壊れなかっただけでも、奇跡のようなものだった。 もっとも、もう長く保たないかもしれない。主催者が細工をしたのかソウルジェムの濁りがいつも以上に激しくなっていて、もしもこのまま魔法を使い続けると死ぬかもしれない。 だから今はキュアピーチを……桃園ラブを救うためにこの力を使う。今の状態でそんな事をしたら、どうなるかは分かっていた。 (鹿目さんに美樹さん、ごめんなさい……私、あなた達の事を助けられそうにないかも……佐倉さんや暁美さんも、どうか無事でいて) マミはこの地に連れてこられた後輩、そして同じ魔法少女の無事を祈る。何の力も持たない鹿目まどかと美樹さやかを救って、同じ魔法少女の佐倉杏子や暁美ほむらと力を合わせたかった。でも、それは叶いそうにない。 せめて、テッカマンランスのような悪魔と出会わず、ラブのような心優しい人間と巡り会える事を信じるしかなかった。 (蒼乃さん、山吹さん、東さん、花咲さん、来海さん、明堂院さん、月影さん……どうか負けないで。桃園さんにはあなた達の力が必要だから) ラブと共にプリキュアとして戦っている少女達に、マミは激励を送る。彼女達はまだ顔も知らない。しかしラブが信じているからには、優しさと勇気に満ちた素晴らしい人間である事は確信出来る。だからこんな不条理な殺し合いなんかで死んで欲しくないし、悪魔に屈して欲しくない。 何よりも、誰か一人でもいなくなってしまったら、ラブは悲しみに沈んでしまうかもしれなかった。だからマミは、プリキュア達が生きてこの殺し合いを妥当してくれる事を切に願う。 (桃園さん……ごめんなさい、私の一方的なエゴを押し付けて。でも、あなたには生きて欲しいの。あなたは、ここで死んでいい人じゃないから) そして腕の中で横たわるキュアピーチを見て、マミの瞳から一筋の涙が零れた。 これからやろうとしている事は人助けだが、助けられる立場にある彼女はそれを望まないはず。むしろ自責の念に捕らわれたあげく、独りぼっちにさせてしまうだけ。 やっている事はただの自己満足でしかないのはわかっている。それでも、キュアピーチには生きていて欲しい。彼女ならばこの世界に希望を導いて、意味のわからない殺し合いを強いられた全ての人達を、救ってくれる強さを持っているのだから。 (……綺麗な太陽だなぁ、本当に) 不意にマミは、地平線の彼方より朝日が姿を現すのを見る。その光はまだ微々たるものだったが、いつも目にしている太陽よりもずっと輝いているように思えた。 これから闇に満ちた世界の全てを照らす輝き。それはここにいるみんなに降り注いで、今日という一日を生きる為の力にさせてくれるはずだった。その先に待つであろう、幸せな未来へ辿り着く為に。 プリキュアのみんなも、魔法少女のみんなも、平穏な毎日を生きるみんなも――誰一人として例外ではない。そんなささやかな幸せを、加頭順達は平気で踏み躙ったのだ。何故奴らがそんな事をするのかはわからないし、理解をしたくもない。そして、人々を不幸にするどんな魔女よりも許せなかった。 (もしも、桃園さんと違う形で出会えたら……私達、友達になれたかしら? 魔法少女でもプリキュアでもなく、普通の女の子同士として) これから昇るであろう、眩い太陽の下で一緒に笑ってたかもしれない。そしてラブの友達みんなや、まどかとさやか達も誘って一緒に遊んでただろうか。 時にはみんなで勉強会をして、時には街へショッピングに行って、時には喧嘩をして、時には恋の悩みも聞く。あの交通事故の日からもう取り戻せなくなった、普通の生活を過ごしていたかもしれなかった。 無論、これは全て仮定の話で、いくら考えても意味がないのはわかっている。でも、最後にそんな夢だけは見ていたかった。 「キー……」 突然聞こえた小さな声にマミは振り向くと、ピルンを見つける。それはキュアピーチの力の源となっている、鍵のような姿をした妖精だった。 ピルンは何をしようとしているのかに気付いているのか、悲しそうな表情を浮かべながら全身を横に振っている。その仕草は一種の愛嬌を感じさせるが、それを見守っている暇はない。 「キー! キーッ!」 「……ごめんなさい。あなたを悲しませるようなことをしちゃって……でも、桃園さんを助けるにはこれしか方法がないの。桃園さんのこと、お願いね」 「キーッ! キーッ! キーッ!」 人の言葉を話せなくても、ピルンが必死に止めているのがわかった。ピルンもまた、一緒に戦ってきた彼女のように優しさに溢れている。それだけでも、後を任せられた。 「……んっ」 そして、求めていた声がようやく聞こえる。それこそが、最後にこの世の何よりも解決したかった疑問が、最高の形で解決した瞬間だった。 案の定振り向くと、腕の中で眠っていた彼女がようやく瞼を開けたのだ。 「マミ……さん?」 「気がついたのね! よかった……」 いつの間にか桃園ラブとしての姿に戻っている彼女に、マミは微笑む。無事を確認できて気が緩みそうになるが、それはほんの一瞬だけ。マミはすぐに己を奮い立たせた。 ラブの声は掠れているので、怪我は完全に治っていないのかもしれない。ならば少しでも万全に近づける必要があった。 そして、黄色く輝いていたソウルジェムのほとんどは黒い濁りに満ちている。恐らく、残された時間はもう少ない。ここで魔法を止めても、きっと助からないだろう。 自分はどれだけ無責任なんだろうと、マミは思わず自嘲した。ラブを支えると言っておきながら、結局はこんな体たらく。人一人すらもまともに守ることができていないどころか、後始末すらも他人に任せている。情けなさすぎて泣きたいくらいだったが、言わなければならない。 (最後の時間だけは……きっちり残ってるのね) 桃園ラブに向けた別れの言葉を。 ◆ 体中の痛みが和らいできて、暖かくなってくるのを感じる。それはまるで布団の中で眠っているかのように、心地よかった。この感覚には覚えがある。小学校に入るもっと前、お父さんやお母さんと一緒に寝た時に感じた、気持ちよさだった。 できるならこのまま眠りたいけど、その衝動を抑えた桃園ラブは瞼を開ける。周囲が穏やかな光に包まれる中、巴マミが両手をこちらに向けているのが見えた。 「よかった……桃園さんが目を覚ましてくれて、本当によかった……!」 「マミさん……」 マミは瞳から止めどなく溢れてくる涙を片手で拭っている。どうやら、彼女をとても心配させてしまったようだった。 何から何まで、マミには迷惑をかけてばかりでいる。テッカマンランスとの戦いでは彼女を傷つけてばっかりで、今だって不安にさせていた。 「……ごめんなさい。あたし、マミさんの足を引っ張るだけじゃなく、あのランスって奴とも戦えなくて……」 「そんなことないわ。桃園さんがいてくれたから、私は戦えたのよ。さっきだって、もしも私一人だけだったらとっくに負けてたわ」 こんな時でもマミはこちらを決して責めずに、むしろ励ましてくれている。そんな彼女の優しさは嬉しかったが、素直に喜ぶことはできない。 マミを安心させようと起きあがろうとするがその直後、ラブの全身に激痛が走る。 「無理をしちゃ駄目、あなたの傷はまだ治ってないから大人しくして」 「あたしよりもマミさんは……マミさんだって怪我が……!」 「言ったはずよ、私のことは良いって」 「でも……!」 マミの手から感じられる暖かさは四肢に伝わっているから、傷を治す魔法をかけられている。そのおかげで痛みは和らいできているが、肝心のマミはダメージが残っているはずだった。 だから何とかしてやめさせたかったが、光は収まらない。 「それよりも、あなたにはそろそろ伝えなければいけないわ」 「伝えなければいけないって……何をですか?」 「お別れの言葉よ」 「……えっ?」 一瞬、マミが何を言ったのかまるで理解できなかった。そしてそれを言った彼女は、どことなく寂しげな笑顔を浮かべている。 数秒の時間が経過した後、ようやく口を開いたのはラブの方からだった。 「お別れの言葉って……何です、それ?」 「魔法を使いすぎたせいで、私のソウルジェムはもうほとんど真っ黒。それにグリーフシードもないし、もしかしたら私はもう……死ぬかもしれないわ」 すると、横たわるラブは頭を思いっきり殴りつけられたかのように、目の前が大きく揺れる。それも最初は理解できなかったが、波のように彼女の中を広がっていった。 「だからお願いがあるの桃園さん……私の身勝手な我が儘だってのはわかるけど、どうかあなたは生きて」 「駄目です! そんなの駄目です! こんなこと……しちゃ駄目!」 やがてラブは瞳から涙が滲ませながら、マミの前で必死に首を横に振る。何とか行動を止めたかったが、光が収まる気配はない。 「あたしはもう大丈夫です……だから、今すぐやめてください! このままじゃ、マミさんは……!」 「いいえ、これは私の願いなの……こうして、私の力で桃園さんの命を繋ぐことが」 「マミさんの、願い……?」 「そうよ……桃園さん、あれを見て」 微笑むマミが指を差す方向に、ラブも振り向く。そこに見えるのは、地平線の彼方からゆっくりと昇ってくる太陽。その輝きはまだ控えめだったが、これからより強くなっていくのだ。 「今はまだ、太陽の輝きは弱いけど、これから強くなるのよ……でも、あの光を見られなくなった人達だっているかもしれないわ……私は、桃園さんにそうあって欲しくないの」 「でも、いくらあたしだけが助かったって、マミさんがいなくなったら意味がないじゃないですか……!」 「いいえ、意味ならあるわ」 光を帯びたマミの両手は、ゆっくりとラブの両手を握り締める。 「私が本当に怖いのは、このまま誰も救えずに私という存在が消えてしまうこと……でも、桃園さんが生きてくれていたら、私がこの世界で生きていた証を残せるの」 「生きていた……証?」 「そうよ。私が桃園さんの命を繋いで、桃園さんが他のみんなの命を繋ぐ……そして、平和になった世界でみんなが笑っていられれば、私は何の悔いもないわ」 「マミさんはそれでいいんですか……!? 誰かが犠牲になる平和なんて、本当の平和じゃないです!」 「犠牲なんかじゃないわ。桃園さんがいてくれる限り、私の心は桃園さんの中でいつまでも生き続けるの……あなたが生きて感じる幸せが、私の幸せにもなるの。そこからあなたと私はたくさんの幸せを生んで……いつか、他のみんなに広がる時が来るはずよ。だって、みんなに幸せと希望をもたらすのが、プリキュアと魔法少女の使命だから」 まるで泣いた子どもを慰める母親のように、マミはひたすら優しく語り続けた。 『今のあなたは誰? 桃園ラブじゃない……キュアピーチでしょ!』 そして、かつておもちゃの国でトイマジンの中にウサピョンを見つけて、戦えなくなった時にキュアベリーとなった美希に言われた言葉を、思い出す。 『だったらプリキュアとして今すべきことをして! 中途半端は許さないから!』 プリキュアとして、奪われた子ども達のおもちゃを取り戻すと約束した。みんなの笑顔と幸せを守りたいなら、途中で倒れるなんて絶対に許されないと美希は言ってくれた。 あの時の美希みたいに、マミも奮い立たせようとしている。ここで我が儘を言っては、彼女の想いを無駄にすること他ならない。 「……わかりました」 だからラブは、未だに見える星々と太陽が清楚な輝きを放つ中、約束をする。溢れ出る涙を拭って、心からの笑顔を向けた。 「マミさんの目指していた、みんなが心から幸せになれる世界……絶対に作って、その後に魔女って奴らと戦うって約束します! それにまどかちゃんやさやかちゃん、杏子ちゃんにほむらちゃんも……あたしが絶対に助けますから! だから、だから……マミさんも諦めないで! マミさんがいなくなったら、みんな悲しむから……!」 人々に希望をもたらすのは、プリキュアも魔法少女も何一つ変わらない。マミは全ての魔法少女がそうではないと言っていたが、ラブはどうしてもそう思えなかった。だって、絶望をまき散らす魔女を倒して、誰かの幸せを守っているのだから。 だから、そんな魔法少女の一人であるマミはここで倒れてはいけない。彼女のような気高き人間こそが、生きなければならないのだ。 「そっか。ああ――安心したわ」 そんなラブに答えるようにマミもまた、心の底から安堵したような笑顔を見せる。 そして、彼女の手に纏われていた穏やかな光輝は収まり、いつの間にか体中に伝わる痛みは全て消えていた。 「桃園さんがそう約束してくれるなら……私も幸せよ。その約束、絶対に忘れないでね」 「当然ですよ! だって、マミさんはわたしのことを助けてくれたから……約束は守らないと!」 「……できるならもっとあなたと一緒にいたかったけど、残念ね。でも、私に悔いはないわ。だって、桃園さんみたいな素敵な人と出会えて……最後にこうして約束を交わせたから!」 「最後なんかじゃありません! これからも一緒にいましょうよ! 今からでも急いでグリーフシードって奴を見つけて……今後はマミさんを助ける番です!」 「……その言葉だけでも私は救われたわ。あなたのその真っ直ぐな気持ち、いつまでも失わないでね……これも、約束出来る?」 「約束します! 絶対に約束しますから! だから……生きてください! マミさん!」 ようやく起きあがったラブは、マミを再び抱きしめる。 こんなにも立派な彼女を失って欲しくない、こんなにも強い彼女がいなくなって欲しくない。そして、こんなにも優しい彼女には幸せになって欲しかった。 様々な思いが渦巻く中、尊敬する魔法少女と目線を合わせる。そこにいるマミの笑顔は、とても明るかった。 「……ありがとう!」 こんなにも素敵な笑顔を犠牲になんかしたくない。だから今からでも、マミを助けるために動きたかった。平和になった世界には、マミだっていなければ駄目だから。 しかし、そう願った矢先に、パリンと何かが割れる音が聞こえる。その音源は漆黒に染まったソウルジェムだった。 その直後、マミの身体がぐらりと揺れる。そのまま力無く倒れていく彼女を、ラブは反射的に支えた。すると魔法少女のコスチュームはほんの一瞬で、元の学生服に戻ってしまう。 「マ、マミ……さん?」 力なく横たわるマミは優しい笑顔を保ったまま、瞼を閉じている。それはとても穏やかだったが、ラブは全く安心することができない。それどころか、不安しか湧き上がらなかった。 「ねえ、マミさん……起きてくださいよ……どうしたんですか」 だからマミの身体をゆっくりと揺さぶって呼びかけるが、なにも返ってこない。何度も繰り返すが、結果は同じだった。 この光景にラブは見覚えがある。ずっと前、まだせつながイースだった頃に一対一で戦って互いの想いをぶつけた。その後に、せつなも今のマミと同じように倒れてしまうが、アカルンのおかげでキュアパッションとして生まれ変われている。 だが、今のマミを救ってくれる奇跡など、何一つとしてなかった。 「マミさん……マミさん……マミさん……ッ!」 今まで必死に押さえていた感情が、胸の奥底より一気に湧き上がる。そして、先程拭ったはずの涙が再び溢れ出てきた。 何とかしてマミの両手を握り締めるが、さっきと比べて冷たくなっている。その意味を理解できないほど、ラブは無知ではなかった。しかし、認めるのを拒んでいる。 瞳から頬を伝って流れる涙は、まるで雨粒のようにマミの身体に零れ落ちた。もしも、この悲しみや苦しみも一緒に洗い流してくれるのなら、どれだけ楽だったか。 しかし、現実はただひたすら彼女を責め続ける。巴マミが死んでしまったという、一切の救いのない現実が。 「あ、ああ、あ……ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 ラブはひたすら慟哭するが、それは誰にも届かない。仲間であるプリキュア達にも、信頼を寄せている魔法少女達にも、テッカマンランスのような殺し合いに乗った者達にも。誰にも届くことはなく、空しく響くだけだった。 どれだけ泣いても涙が枯れることはなく、悲しみが吹き飛ぶことはない。そして何かが変わることもなく、世界はただそのままの形を保っていた。 ◆ どれくらいの時間が経ったのかは全くわからず、どれくらいの涙を流したのかは全く覚えていない。しかし桃園ラブにとって、それはどうでもいいことだった。 彼女は目の前で、不自然に盛り上がっている土をぼんやりと見つめている。どうやったのかはあまり覚えていないが、その下で巴マミが眠っているのだけはわかった。 それは墓石もなくて、墓と呼ぶには粗末すぎる代物だったが今のラブにはこれだけが精一杯。 「マミさん、ごめんなさい……あたしが弱いせいで……」 彼女は項垂れながら、届かないと知っていても弱々しく謝る。 自分にもっと力があれば、マミを失うことはなかった。今まで多くの人を助けられたように、マミだって助けられたはずだった。 こんな体たらくではプリキュアのみんなに合わせる顔がない。 「……マミさん、改めて約束します」 しかしそれでも彼女は立ち上がる。どれだけ苦しくても悲しくても、挫けている場合ではなかった。 溢れ出した涙を拭って、彼女は凛然とした表情を向ける。 「例えどれだけ辛いことがあっても……あたしは絶対に諦めませんから。マミさんみたいに、マミさんの分まで立派な正義の味方として戦ってみせます。それにこんなことに巻き込まれたみんなを……絶対に助けますから! だからマミさんは……ゆっくり休んでてください」 その誓いを支えにして、ラブは己を奮い立たせた。この命を救うために全てを尽くしてくれたマミの想いを無駄にしないためにも。 これまで乗り越えてきたどんな戦いよりも辛くなる。そもそも、自分が生きていられるかどうかすらもわからない。それでも、諦めることも負けることも許されなかった。 罪のない大勢の人達を、これ以上見捨てないためにも。 『もしかしたらこの先、あなたにとって辛い事が数え切れないほど起こるかもしれないわ……あなたの理想を裏切るような辛い事が。でも、そうなっても決して絶望しないで。あなたの助けを待っている人は大勢いるはずだから』 脳裏に蘇るのは約束の言葉。それがある限り、ラブは決して絶望しない。 どんなに辛い道が待ちかまえていようとも、どんなに高い壁が立ちはだかっていようとも、この誓いがある限りは桃園ラブは倒れなかった。 ――巴マミとの終わらない約束がある限り。 【1日目/早朝】 【I-3】 【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】 [状態]:精神的疲労(大)、罪悪感と自己嫌悪と悲しみ、決意 [装備]:リンクルン@フレッシュプリキュア! [道具]:支給品一式×2、カオルちゃん特製のドーナツ(少し減っている)@フレッシュプリキュア!、毛布×2@現実、ペットボトルに入った紅茶@現実、巴マミの首輪、巴マミのランダム支給品1~2 基本:誰も犠牲にしたりしない、みんなの幸せを守る。 0:マミさん…… 1:マミさんの意志を継いで、みんなの明日を守るために戦う。 2:プリキュアのみんなと出来るだけ早く再会したい。 3:マミさんの知り合いを助けたい。ほむらもできるなら信じていたい。もしも会えたらマミさんの事を伝えて謝る。 4:犠牲にされた人達(堂本剛三、フリッツ、クモジャキー、マミ)への罪悪感。 5:ノーザとダークプリキュアとテッカマンランス(本名は知らない)には気をつける。 [備考] ※本編終了後からの参戦です。 ※花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつき、月影ゆりの存在を知っています。 ※クモジャキーとダークプリキュアに関しては詳しい所までは知りません。 ※加頭順の背後にフュージョン、ボトム、ブラックホールのような存在がいると考えています。 【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】 【残り59人】 ※巴マミの遺体は【I-3】エリアに埋葬されました。 ※ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカは崩壊しました。 時系列順で読む Back ラブとマミ 終わらない約束!(中編)Next 願い 投下順で読む Back ラブとマミ 終わらない約束!(中編)Next 願い Back ラブとマミ 終わらない約束!(中編) 桃園ラブ Next 野望のさらにその先へ Back ラブとマミ 終わらない約束!(中編) 巴マミ GAME OVER Back ラブとマミ 終わらない約束!(中編) モロトフ Next すべてをFにする男/友に心の花束を
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ミクの「ホワイトサンタ」 feat. ボーカロイドファミリー http //www.nicovideo.jp/watch/sm1860414 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1860414 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク、KAITO、MEIKO 製作者は作詞:こゆき氏 ゑのすけP 作曲・編曲:ゑのすけP 一つ前のページにもどる
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独りの戦い ◆Z9iNYeY9a2 市街地を一人走る美樹さやか。 しかし今の彼女は焦りによって冷静さを失っていた。 ゲーチスを襲った襲撃者。それを探して街の中を走っていた。 あの時のニャースのボロボロになった姿。相手はきっと何かしらの力を持っているに違いない。 だが、今自分には魔法少女としての、人を守るための力があるのだ。戦えない人達を守るために、絶対に襲撃者は逃がしてはいけない。 そんな、何かに急き立てられるかのように走り続けた結果、 「……ゲーチスさん?」 気付くと、守ると決めたはずのゲーチスの姿が見えなくなっていた。 魔法少女の全力疾走に、(身体能力的には)人間でしかないゲーチスがついてこれるはずもない。 探しに戻るか、あるいは襲撃者を追うか、その二つが頭の中で渦巻く。 が、考える時間がもったいないとして、即座に襲撃者追跡に向かう選択肢を選んだ。 時間勝負なのだ。早く片付けて彼の元に戻ればいいと、そう自分に言い聞かせて。 もし、ここで彼女に(利用されているとはいえ)ゲーチスを探すという選択肢が取れるほどの冷静さがあったなら。 その結果ゲーチスに弄ばれることになったとしても。 あのような結果を生むことはなかったかもしれない。 ◇ そんな美樹さやかのいる場所からそう遠くもない道路の車道。 政庁に向かう救急車の中での出来事。 「……う…ん?」 「やっと起きたのか、マミ」 政庁も近くまで迫った辺りで、巴マミは目を覚ました。 それを確認した杏子は巴マミに話しかける。 「佐倉…さん…?」 「そうだよ、あたしだ。しっかりしろよ」 まだはっきりと目が覚めているわけではないようだ。詳しい話を聞くのはもう少し待ってからのほうがよいだろうか。 「…?……たっくんは?」 「は?たっくん?……ああ、乾巧のことか。 なんだよその呼び方。一瞬誰のことか分からなかったじゃねえか」 まさかあの巴マミが他人にそんな呼び方をするとは思わなかったので突如出た呼び名に戸惑ってしまった。 話を聞いた限りでは自分から置いていったという話だったような。言うべきだろうか。 「その巴マミって人目を覚ましたの?」 「ん、ああ。まだ半分寝ぼけているみたいだけどな」 「……暁美さん?」 話しかけていると、前に座っているクロが話しかけてきた。 はっきりと目が覚めていないせいか、どうやらその声を自分の知る魔法少女のものと勘違いしているようだった。 (そういやどことなく声似てるよな?) 「マミ、こいつはな、」 「…ひっ!!!?」 前の助手席から顔を覗かせる、自分達とは違う魔法少女についての説明をしようとしたとき、その少女の顔を見たマミの顔が驚愕に包まれる。 それはまるで幽霊でも見たかのような顔、少なくとも杏子はマミのそんな顔を見たことはなかった。 「おい、どうした?!」 「嫌…、来ないで!」 なぜかクロの顔に怯えながら、よりにもよって魔力で作り出したマスケット銃を向け始めた。 「え、何?」 「おい止めろマミ!」 パンッ 状況が掴めなかったクロは反応が遅れてしまうが、慌ててその腕に飛びついた杏子のおかげで銃弾がクロを貫くことはなかった。 しかし、放たれた銃弾はフロントガラスの中央を突きぬけ、前面の視界を遮るほどのヒビを作った。 運転者、夜神総一郎はあまりに突然の出来事にとっさに急ブレーキを踏む。 大きな音をたてながら急ブレーキの衝撃で揺れる車内。。 そんな中、巴マミは後部のドアを体当たりで強引に開いて飛び出して行った。 「マミ!!」 「一体何があった?!」 「知らねえよ!何かいきなり錯乱しやがったんだ。 お前ら先に行ってろ、あたしはすぐマミ連れて追っかけるから!」 「佐倉くん!」 そう言い残し、マミを追うために救急車から飛び出した杏子。 「私の顔見た途端、いきなり怯えだしたのよ。何が何だか…」 「…彼女のことは佐倉くんに任せて大丈夫なのか?」 「どうもあの反応だと私も行くとややこしくなりそうなのよね。一体何なのよ…?」 あまりにも急な出来事。 ゆえにクロエは一つの可能性を失念していた。 巴マミが自分と同じ顔をした存在――イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと遭遇したという可能性を。 まあもしその考えに至ったとしても、一見巴マミとも相性のよさそうに見えた彼女とその行動につながりを求めることなどできないだろうが。 ◆ 走る巴マミの精神状態はかなり不安定だった。 救急車を飛び出すときにドアに体当たりしたことでその体には若干の打撲を負っていた。 しかし、そんな痛みも今の彼女には気にする余裕がなかった。 さっきの少女の顔。それはあの時ルルーシュの前で戦ったあの少女と同じものだった。 そしてそれは、その少女との戦いの中の記憶を掘り起こされるには充分な刺激となってしまったのだ。 あの戦いで私は何をした? ルルーシュに撃たれた。だから危険と判断して彼を拘束しようとして。 そしてその少女が現れ、戦い―― その先の記憶が断片的にしか思い出せない。 金色のロボット。 吹き飛ぶルルーシュの腕。 そして、炎に包まれる周囲。 (私が…、ルルーシュを…、あの少女を、殺した…?) それだけの記憶からマミはそれが何を意味するのかに気付く。 つまり、あの時ゆまを見捨てたように、今度はこの手で人を殺してしまったというのか。 もしあの行動が、自分で最良と思い下した判断であればここまで混乱し、不安定にはならなかっただろう。 だが、マミにはそれに至るまでの記憶がなかった。生きろと命じられたギアスは、己の意思とは無関係に彼女を生かすためだけに最良の判断を取らせる。 それが自分というものに対する認識を分からなくさせ、マミの心に得体のしれない恐怖を煽る。 それに加えてティロ・フィナーレを人を殺すために使ったという事実もまたマミの精神を追い詰める。 (違う…、あれは…あんなの私じゃ…) イリヤスフィールの名を知らず、放送を聞き逃したマミの中では、あの少女は自分が殺したと思い込んでいた。 だからこそクロエの顔を見てそれまでの記憶がフラッシュバックしてきたとき、その少女が自分を責めるために現れたとしか考えられなかった。 そして、今の彼女にはその責めを受けることができる勇気などあろうはずもない。 転びそうになりながらも走るマミの頭の中には、一刻も早くその得体のしれない何かから逃げることしかなかった。 ◆ 「…どこに行ったっていうのよ…?!」 もうかなり走り回ったにも関わらず襲撃者は見つからない。 その存在が虚実の中にしか存在しないということに、未だ気付いていない。 さやかの中にはゲーチスに嘘を付かれているという発想はない。 元々彼女自身そういった人間の負の部分とは無縁に生きてきたのだ。 弥海砂という、嘘をついて人をおびき寄せたという存在を知ったところで、ゲーチスの黒い部分に気付くはずもない。 彼女の中の焦りが大きくなる。もし見つけられなければ危険にさらされるのはゲーチスなのだから。 そして走り続けるさやかは小さな物音を聞く。 ほんの小さな音。しかし今、何の手がかりもないさやかには、その音は手がかりになりうる唯一の存在だった。 その音がした場所でさやかは、 「…何やってんのよ、あんた」 鎖状に変化させた槍で縛った巴マミの腹を殴り気絶させる佐倉杏子の姿を見た。 ◆ 夜神総一郎が難しい顔をしているのを見て、ふと気になったクロエが話しかける。 「やっぱり心配?」 「当たり前だろう。あんな子供達だけを残して行くなど…」 夜神総一郎は魔法少女が実際に戦っているところを見たわけではない。 だが、そこに自分が行っても何かできることがあるとは思えなかった。 巴マミという少女のことは佐倉杏子に任せるしかない。 「ま、大丈夫だと思うけどね。あの子結構経験積んでるみたいだし」 「何?」 「多分1年かそれ以上は。でもあのマミって方はそれ以上みたいなのが気になるけど」 「……」 ふと思い出す。 確か彼女には家族はいないと言っていた。だがあの少女がどこかの保護施設にいたとは思えない。 ならばそれまでどうやって生きていったというのか。 「どうかした?」 「クロエ君、確かにあの子達はそういう戦いには慣れているかもしれないしそれに手を貸してやることはできないだろう。 しかしな、だからといって人間というものは一人で生きていくことはできない。導いてやる存在も必要なんだ」 「え?」 かつて弥海砂という、殺人犯に家族を殺された者がいた。 犯人は捕まったにも関わらず司法において裁きを下されることはなかった。 そうして大きく傷ついた彼女は、キラの裁きに救われ、彼に心酔し多くの人を殺す殺人者となった。 無論裁きと称されたそれを肯定するつもりはない。それは例え息子の言葉であっても動かされるものではない。 だが、もしそのときにその犯人に相応の裁きが法によって与えられていれば、あるいは彼女の心の傷を癒す存在があれば。 彼女があそこまで道を外してしまうことはなかったのではないか。 そして法による裁きを与えるのも、当時少女だった彼女の心を癒すのも、それらは我々のような大人がするべきことではないのか。 人間というのは一人で生きるものではないのだ。 特に子供にはそれを導いてやる大人の存在が不可欠だ。 確かに彼女達の戦いというものには力を貸すことはできない。 だがそれでも、彼女達が間違ってしまったときなど、正し、支える存在は必要なのだ。 脳裏に、ずっと共にいたにも関わらず彼の持つ歪みに気付いてやれなかった、息子の姿が浮かぶ。 こんな場所だが出会ったのも何かの縁だ。 あの二人と合流したらその辺りをきちんと教えてやるべきだろう。 特に佐倉杏子とは色々と慌しかったせいで共にいた時間の割にあまり話していない。 少し落ち着いたらそういった話もしてやるべきだろう。 全てを自分ひとりで背負い込もうとせず、もっと周りの人間のことも頼るべきだ、と。 「もうそろそろか?」 「あ、うん。だいぶ近付いてきてるわね……ん?」 「どうした?」 「いや、今何か…」 ふと、クロエの目に一瞬黒い影がよぎった。 おそらく隣で運転中の総一郎には見えていないはず。 アーチャーとしての能力を持つクロエの視力だからこそ、それを視認できたのだ。 その黒い影は六枚の羽と三つの首を持った何かに見えた。 そのような生き物は自然界にはいなかったはずだ。もしかしたらシロナの連れていたガブリアスの仲間のようなものなのだろうか。 それは普通の人間なら見落としてしまいそうなほどの高度を飛び、やがて視界から外れていった。 「…、何だったんだろ?」 何故なのか分からないが、それがクロエにはとても不吉なものに見えた。 約束の時間も一時間と半刻という時間となる今、二人を乗せた車は政庁へ向けて走る。 到着は近い。 【D-2/市街地/一日目 朝】 【クロエ・フォン・アインツベルン @Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:疲労(中)、魔力消費(小) [装備]: [道具]:基本支給品、グリーフシード×1(濁り:満タン)@魔法少女まどか☆マギカ、不明支給品0~2 [思考・状況] 基本:みんなと共に殺し合いの脱出 1:みんなを探す。お兄ちゃん優先 2:お兄ちゃんに危害を及ぼす可能性のある者は倒しておきたい 3:どうしてサーヴァントが? 4:9時に政庁に集合する [備考] ※3巻以降からの参戦です ※通常時の魔力消費は減っていますが投影などの魔術による消耗は激しくなっています(消耗率は宝具の強さに比例) ※C.C.に対して畏敬の念を抱いています 【夜神総一郎@DEATH NOTE(映画)】 [状態]:健康 [装備]:救急車(運転中)、羊羹(2/3)羊羹切り [道具]:天保十二年のシェイクスピア [DVD]@現実、不明支給品1(本人未確認) [思考・状況] 基本:休んでいる暇はない。警察官として行動する。 1:政庁に行き、月の嘘についてを説明する。 2:警察官として民間人の保護。 3:真理を見つけ、保護する。 4:約束の時間に草加たちと合流する。 5:月には犯罪者として対処する。だができればもう一度きちんと話したい。 6:二人が気がかりだが… [備考] ※参戦時期は後編終了後です ※平行世界についてある程度把握、夜神月がメロの世界の夜神月で間違いないだろうと考えています。 ◆ 「…はぁ…はぁ、佐倉さん来ないで!!」 「おい、どうしたってんだよ、何で逃げるんだ?!」 佐倉杏子が巴マミを見つけるのにそこまで時間は掛からなかった。 逃げるマミの魔力を追っていけばすぐに見つけることはできるのだ。 加えて今のマミは走り方すらおぼつかないようだ。やがて足を縺れさせ転んだ所で槍を多節棍に変化させて身動きを封じたのだ。 今のマミを落ち着かせるにはそれしか思いつかなかった。それに下手に銃を撃たれても困る。 「離して!あれは私じゃないの、私じゃないのよ!!」 「あーもう、少し落ち着けよ!何があったんだよ?!」 「あ、あの子は私が殺したの…!でもあれは私じゃない…!あんな私知らないの!」 「はぁ?何言ってんだよマミ。あいつは死んじゃいないだろうが。じゃなきゃあそこにいるわけないじゃねえか」 杏子にはマミが何を言っているのかが分からなかった。 先ほど会ったときにはこんな様子ではなかったはずだ。この数時間のうちに一体なにがあったというのか。 拘束されてなお、マミは必死で足を動かし逃げようとしている。 放っておくわけにはいかないが、このまま連れて戻るにはあまりにも危ない。 「ああくそ、仕方ねえ!」 「あぐっ!」 止むをえない。 余りの取り乱しように落ち着かせることを諦めた杏子は、マミの腹に力いっぱいの拳を打ちつけた。 息を吐き出すような音を出してマミは意識を失った。 「はぁ、目が覚めるまでには落ち着くか?」 鎖でぐるぐる巻きにしたまま、抱えあげようと近付く杏子。 荒療治ではあるが、マミの精神状態からするとまあ間違ったやり方とはいえないだろう。 もしこのままの状態で放置しておくと何をしでかすかわからない。 ただ、この場合。 「…何やってんのよ、あんた」 少し間が悪かった。 「え?」 杏子は聞き覚えのある声にふと振り向く。 頭の中が真っ白になった。 青い髪、白いマント、剣を構えるその少女の顔は怒りに彩られている。 それはかつて救えなかった、自分と同じ道を歩みかけ、違う末路をたどった少女。 美樹さやかが立っていた。 「何でマミさんを…」 その言葉を受けてはっと今の状況に気付く。 マミはさやかの憧れの魔法少女である。そんな人を縛り上げ、あげく殴って気絶させる。 そんな行為がさやかにはどう映っただろうか? 弁解しようとするも焦りから言葉が出てこない。 そもそも彼女は鹿目まどかの家に向かったのではないのか?どうしてここにいるのだ? もし会ったら色々と言いたいこともあった。もし変な方向に行こうとしているならちゃんと言って聞かせないといけないから。 しかし、一時的にだがさやかのことを頭から外してマミのことに意識が行っていた杏子は唐突すぎる邂逅に何を話すべきかをすっかり忘れてしまった。 故に、さやかの問いかけには沈黙をもってしか答えられなかった。 今のさやかにそれはまずかったというのに。 「…やっぱり、あんたもそうなんだ?」 「い、いや、さやか、これはだな――」 ガキン!! 混乱する頭を回転させて話そうとした杏子の元にさやかは一瞬で詰め寄り、その剣を振りかざした。 反射神経がかろうじて反応し、その手に新しく槍を作り出して受け止める。 「あんたは!私はあんたならこんなところで殺し合いに乗ったりしないって信じてたのに!! よりにもよって!マミさんを!!!」 「ま、待て!少し話を――」 「うるさい!そうやってまた私を惑わそうっていうの?! 私は違う!あんたみたいに自分のために生きたりなんかしない!」 さやかと杏子の剣戟。それはいつか、初めて二人が会ったときと同じ構図。 元々さやかと杏子の能力、才能自体にはそこまで差はない。初めての戦いにおいては経験の差が決定打となってさやかを追い詰めていた。 しかし、今の戦いでは明らかに杏子が押されていた。 さやかは己の憧れの先輩を守るためにおそらく己の限界を超えるのではないかというほどの動きを見せている。 しかし杏子はさやかと戦う意志はなく、むしろこの状況に戸惑っている。さらに戦いのなかでは己の思考が纏まらず、どうするべきなのかすらはっきり分かっていない。 ゆえに伸縮自在のリーチを持った攻撃も多節棍を用いた拘束技も使用できず、たださやかの攻撃を受けるのみという有様だった。 そして、杏子と全力でぶつかったことのあるさやかだからこそ、そのような動きをする杏子には舐められているとしか考えられず、更なる怒り、苛立ちから剣の一閃をより激しくさせる。 さやかの剣の一閃を、槍で弾く。だがそのあとが続かない。 大振りになって隙だらけの胴体を見せる。だが迷いが攻撃の機会を逃させる。 今の杏子にはかつてのように軽くあしらうような余裕はなかった。 だが杏子自身、そんな自分とあまりに聞き分けのないさやか、こんな現状に少しずつ苛立ってきた。 「ああくそ、いい加減にしやがれ!!」 と、その苛立ちをぶつけるかのようにさやかの剣を力いっぱい弾き飛ばす。体が隙だらけになるのも構わず。 (―あ) そして気付く。 さやかが剣を弾かれた無茶苦茶な体勢から、また新たに作り出した剣をこちらに振りかざしていることに。 本来ならばとれるはずのない姿勢。それができるのは魔法少女故だろう。 それが体に掛かる負荷を度外視してのその一閃。この体勢からそれを避けるのは無理だ。 (――畜生) それが体に触れるまでの間、まるで時間がゆっくりと進むかのような錯覚にとらわれる。 その中で、ふと脳裏に浮かんでくる光景。これが走馬灯というものなのだろうか。 あの日魔女の結界から出たとき、偶然父親に見られてしまった。 それさえなければ家族が崩壊することはなかったはずだ。 あの時さやかをようやく探し出したとき、すでに手遅れだった。 もう少し早く見つけられていれば。 そして今回。 またさやかを救うことはできなかった。 (なあ神様、なんであたしっていつもこんな――) そうして弾いた剣が地面に突き刺さったと同時。 さやかの剣は杏子の体を斬り裂いた。 ◆ 「はぁ、はぁ…」 無茶な体勢から斬りつけた一撃。 それはさやかの肩と背筋に大きな負荷をかけ、筋肉の断裂、捻挫を引き起こしていた。それも治癒しつつあるが。 無論さやか自身そんなことは承知の上だ。これぐらいの犠牲がなくては勝てる相手ではないと思っていたから。 そのはずだった。 「…何でよ?」 痛みも気にすることなく問いかける。 納得がいかなかった。 かつて戦ったときはこんなやつだっただろうか。 今の一撃など、避けられないまでもダメージを最小限に抑えるくらいはできたはずだ。 そもそもそれまででもずっとこんな調子だった。手を抜かれているのかと思っていた。 だから本気で戦っていたのだ。ともすれば死に繋がるかもしれないほどに。 なのに。 「あんたこんなものじゃなかったでしょ!!」 血塗れた剣を振りかざして叫ぶ。 しかし返事などない。 地に伏せた佐倉杏子の体は魔法少女の衣装ではなくいつもの普段着に戻っている。 傷が回復する様子もなければその顔には生気などない。 未だ目覚めぬ先輩の体を縛る鎖も消えていた。 そう、最後の彼女の一撃。 それははっきりと杏子の胸部を裂き、ソウルジェムを破壊していたのだ。 「あのときみたいにもっと攻めてくればいいじゃない!! 何でよ!私がそんなにおかしいの?!」 その事実を否定したいのか、あるいはそれまでの過程を否定したいのか。 さやかはもの言わぬ骸となった杏子に叫び続ける。 彼女には佐倉杏子に手加減されるような覚えはなかった。せいぜいあの教会での会話だが、この場で巴マミを襲っている彼女がこうなることには繋がらない。 認めたくなかった。自分よりも強かったあの佐倉杏子がこんなに、驚くほどあっさり死んでしまったことを。 だがどれだけ叫んでも現実は変わらない。 そして、 「…佐倉、さん?」 その声が一人の魔法少女の意識を覚まさせた。 巴マミが目を覚ましたことに気付いたさやかの意識はその声の主に向かう。 「マ、マミさん、大丈夫ですか?」 「あなたは…誰…?」 「え?」 「あ…佐倉さん!!」 血塗れになって倒れている杏子に気付き駆け寄るマミ。 己の制服が血塗れになるのにも構わずに杏子に呼びかける。 「佐倉さん!しっかりして!佐倉さん!!」 その叫ぶ声は襲われた相手に向かってかけるようなものではなかった。 どうしてマミさんは自分に襲い掛かった相手をこんなに心配しているのだろうか? もしかしてマミさんと佐倉杏子って何処かで何か関わりがあったのだろうか? だとしたらちゃんと殺してしまったことについて話さなければいけないだろう。 マミさんならきっと分かってくれるはずだ。 シュルッ 「え?」 そのはずなのに。 何で今この体にはマミさんのリボンが巻きついているの? 何でその銃をこっちに向けているの? 何でマミさんは私のことを、まるで仇を見るような目で見てるの? 「マ…マミさ―」 「何でよ!どうして佐倉さんを!!この子が何をしたっていうの!!」 大声でまくし立てる巴マミ。そこにはかつてさやかが憧れた魔法少女の姿はなかった。 今のさやかは体を縛られており、身動きをとることができない。 だが、もしその拘束がなくとも今のさやかは動くことはできなかっただろう。 例えマミがその手に持つマスケット銃の引き金に指をかけていたとしても。 どうして?ねえ、マミさん、私ですよ?美樹さやかですよ? 私、マミさんみたいにみんなを守れるようになりたくて魔法少女になったんですよ? これから一緒に戦えるんですよ? なのにどうして?どうしてそんな目で私を見るの? それじゃあ、まるで私――――― ◆ 巴マミにとっての佐倉杏子とはどういう存在なのか。 一言でいえば共に戦ったこともある仲間ということになるだろう。 しかし、両親を失い、ずっと一人孤独に戦ってきたマミにとっては、たとえ仲違いしてしまった後でも大切な、そして唯一の存在であったのだ。 この巴マミにとっては暁美ほむらは利害次第で協力し合える魔法少女ではあるが決して親しい仲ではない。美国織莉子、呉キリカはむしろ敵対する存在である。 千歳ゆまとは関わりこそ薄いものの友達と言えるくらいの関係はあった。だが彼女はもうこの世にはいない。 そして――美樹さやかに至っては存在すら知らない。 だからこそ、その唯一の仲間だったといえる佐倉杏子を殺した相手を目の当たりにして、激情に任せてその手のマスケット銃で相手の頭を吹き飛ばしてしまっても。 それ自体は仕方のないことなのかもしれない。 頭を吹き飛ばされたその魔法少女の死体は目から上を喪失させて倒れていた。 その死体を前に、巴マミは己の行動に大きく後悔していた。 「佐倉さん…!ごめんな…さい…!」 もしあの時自分がしたこととちゃんと向き合えていればこんなことにはならなかったはずだ。 あそこで罪の幻影から逃げ出したりしなければこの魔法少女に襲われて死ぬことなどなかっただろう。 千歳ゆまが死んだときと同じ。全ては自分のせいだ。 仲間を失ったという大きな喪失感がマミの心を絶望で覆う。 もう仲間が誰もいない一人ぼっちという今への絶望感。 それはマミの目には届かないもののソウルジェムの濁りとして表れていく。 だが、そんな中でも一つの希望があったことを思い出す。 「…たっくん?」 もしもの時、お互いの命を預けあった存在、乾巧。 だが今この場にはいない。 さっき飛び出したときにおいていってしまったのだろうか。その辺りの記憶は寝起きの上色々とショックも大きなことがあったためよく覚えていない。 もしそうなら今すぐにでも追わなければいけない。 だがそっちに向かうとまたあの魔法少女の亡霊に会ってしまうかもしれない。 今更何だというのだ。 もうこの魔法少女を、殺人者とはいえ殺してしまったのだ。 もはや逃げるだけではなく受け入れなければならないのだろう。 そして最後に杏子の骸をせめて人目につかない通りに隠し、マミは歩き出した。 大きな絶望を、唯一の小さな希望で誤魔化しながら。 【D-3/市街地/一日目 朝】 【巴マミ@魔法少女おりこ☆マギカ】 [状態]:ソウルジェム(汚染率:中)、絶対遵守のギアス発動中(命令:生きろ)、大きな罪悪感、精神不安定 [装備]:魔法少女服 [道具]:共通支給品一式×2、遠坂凛の魔術宝石×10@Fate/stay night、ランダム支給品0~2(本人確認済み)、不明支給品0~2(未確認)、グリーフシード(未確認) [思考・状況] 基本:魔法少女として戦い、他人を守る。だけど… 0:たっくんに会いたい 1:さっきの救急車を追う 2:自分が怖い 3:佐倉さん… [備考] ※参加時期は第4話終了時 ※ロロのヴィンセントに攻撃されてから以降の記憶は断片的に覚えていますが抜けている場所も多いです ※見滝原中学校の制服は血塗れになっています ※第一回定時放送を聞き逃しました。禁止エリア、死者などは把握していません [情報] ※ロロ・ヴィ・ブリタニアをルルーシュ・ランペルージと認識 ※金色のロボット=ロロとは認識していない ※銀髪の魔法少女(イリヤスフィール)は死亡しており自分が殺したものと認識 それと同じ顔をした少女(クロエ)はそれゆえに見える幻影と認識 ※蒼い魔法少女(美樹さやか)は死亡したと認識 ◆ 「なるほど、なかなか面白いものではありましたね」 魔法少女三人によるこの出来事、その一部始終をゲーチスは見ていた。 正確にはさやかと赤い魔法少女が斬り結んでいるところからとなるが。 あの速さで走る美樹さやかにゲーチスが追いつけるはずもない。 だからサザンドラに上空からさやかの探索をさせておいたのだ。 当然、己の安全も第一であるため、怪しい人物を発見した際はさやかの追跡は諦めて戻ってくるように指示しておいたが、どうやらそれは杞憂に終わったようだった。 すぐにさやかを発見したためすぐにここへ来ることができた。 どうやらこの惨状は美樹さやかの先走りによるものらしい。まあ間接的には煽った自分のせいにもなるのだろうか。 ただ、一つ気になることもある。 あの金髪の少女―外見的特長からおそらく巴マミだろう―はさやかの知り合いと聞いていたが、あの反応はおかしい。 そもそもいくら仲間が殺されたといっても殺す行為にあまりに躊躇いがなかった。少なくとも知り合いにする態度ではない。 その関係自体に興味はないが、あの学園でのNのこともあり少し気になってしまう。 「どうも結論を出すには早いですか。 さて、どうしたものか…」 近くに寄ってみても、やはり確実に彼女は死んでいる。 頭を吹き飛ばされたのだ。これで生きていたら人間、いや、生き物ではないだろう。 さやかの、あの巴マミに銃口を向けられたときのあの顔。あれは中々のものだった。 それだけに今ここで失ってしまうのも惜しい。だがこうなってしまった以上仕方あるまい。 そうなるとあの巴マミという少女。彼女を駒とするのもいいかもしれない。 だが彼女の向かう方向は政庁だ。行動するなら早く行かなければ。 さやかから視線をそらしているゲーチスはまだ気付いていない。 その、かつて美樹さやかであった骸の異変に。 撃たれた頭部が少しずつではあるが元の形に戻りつつあることに。 もし、巴マミが頭を吹き飛ばされていたらまず死んでいたと思われる。 ソウルジェムが頭についているからという話ではない。 彼女はソウルジェムの秘密を知らない。ゆえに多少頑丈であっても心臓や脳など急所を撃たれれば死ぬと考えている。 先に撃たれたのは心臓であったが、脳に働きかける生の呪縛が彼女を生かした。 だがその脳を破壊されれば呪縛は働きかけなくなるだろう。そしてその再生より早く死への絶望がソウルジェムを汚し尽くす。 しかし美樹さやかはその秘密を知っていた。 魔法少女の体などただの抜け殻にすぎないことを。ソウルジェムさえ無事なら死ぬことはないことを。 だからこそ彼女は未だ絶望してはいない。 さらに彼女固有の能力、癒しの力によりその頭部は少しずつ形を戻しつつある。 そして完全に形を取り戻してしばらく後には再び意識を取り戻すことだろう。 もし、ここでゲーチスが彼女の体に再び視線を戻せば、その異変に気付くだろう。 そうでなければ、異変に気付くことなく、おそらくは巴マミを追ってこの場を去っていくことだろう。 だが、どちらになったとしてもそれが果たして彼女にとって幸せなことなのか、あるいはこの場で絶望に身を任せてその魂を消滅させてしまったほうが幸せだったのではないか。 それはまだ分からない。 【D-3/市街地/一日目 朝】 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:頭部欠損(回復中)、意識なし [装備]:ソウルジェム(濁り中) [道具]: [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない。主催者を倒す 1:???? ※第7話、杏子の過去を聞いた後からの参戦 ※「DEATH NOTE」からの参加者に関する偏向された情報を月から聞きました ※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線) 【ゲーチス@ポケットモンスター(ゲーム)】 [状態]:左腕に軽度の火傷(処置済) [装備]:普段着、きんのたま@ポケットモンスター(ゲーム)、ベレッタM92F@魔法少女まどか☆マギカ [道具]:基本支給品一式、モンスターボール(サザンドラ(ダメージ小))@ポケットモンスター(ゲーム)、病院で集めた道具 [思考・状況] 基本:組織の再建の為、優勝を狙う 1:表向きは「善良な人間」として行動する 2:理屈は知らないがNが手駒と確信。 3:切り札(サザンドラ)の存在は出来るだけ隠蔽する 4:美樹さやかは惜しいが仕方ない。次の手として巴マミを駒としようか 5:政庁からはなるべく離れる ※本編終了後からの参戦 ※「DEATH NOTE」からの参加者に関する偏向された情報を月から聞きました ※「まどか☆マギカ」の世界の情報を、美樹さやかの知っている範囲でさらに詳しく聞きだしました。 (ただし、魔法少女の魂がソウルジェムにされていることなど、さやかが話したくないと思ったことは聞かされていません) ※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線) ※どの方向に向かったかは後続の書き手さんにお任せします ※さやかがまだ生きていることには気付いていませんが、もしここでもう一度さやかを見ることがあれば異変に気付くでしょう。 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ 死亡】 ※D-2、美樹さやかの近くに基本支給品、羊羹(1/4)印籠杉箱入 大棹羊羹 5本入 印籠杉箱入 大棹羊羹 5本入×4、不明支給品1が放置されています。 077 Nの心/人間っていいな 投下順に読む 079 接触 時系列順に読む 071 REINCARNATION 美樹さやか 083 漆黒の会談 ゲーチス 072 Signum malum 巴マミ 087 虚無の華 クロエ・フォン・アインツベルン 夜神総一郎 佐倉杏子 GAME OVER
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キーンコーンカーンコーン♪ 放送を告げるチャイムが全世界に響いた。 このチャイムはアレだ。放送を知らせるチャイムだ。 『……これ、まだリハだよね……えっ、本番始まってる? ゴホン……只今より、第一回の放送を開始します』 どこからともなく聞こえてくる声。 それは変成器の類でも使っているのだろうか。 声だけではその放送主の性別は判断つかないだろう。 『まずは死者の発表です……何度も同じ名前が出てくるのは同姓同名だからです、きっと それでは、発表します……一度しか言わないのでくれぐれも聞き逃さないように。 やる夫、平沢唯、ミクトラン、別世界の人類(63億人)、ラウンダー×4 野比玉子、楠木翔太、素晴らしきヒィッツカラルド、アーカード、ドク ブルりん、ヤス、真中淳平、小石川健次郎、汚物は消毒だのモヒカン ディアボロ、野比玉子、タケシ、クマ吉、巨人小笠原、ゴヨウ・ガーディアン 巴マミ、譲治の視界に入ったカップル、球磨川禊、ブロリー、ゴンさん 斑目晴信、ベルファンガン・クルーゾー、橋田至、ジノ・ヴァインベルグ 大ショッカー戦闘員、大ショッカー戦闘員、大ショッカー戦闘員、大ショッカー戦闘員 大ショッカー戦闘員、大ショッカー戦闘員、大ショッカー戦闘員、大ショッカー戦闘員 ディアボロ、野比玉子、右代宮譲治、富竹ジロウ、ディアボロ、セワシ、クマ吉 アレハンドロ・コーナー、豪速拳の雷王 スパーク・マンドリラー、レティ・ロウラン モールイマジン、小野寺ユウスケ、鹿目知久、日向マコト、野比玉子 デストロン戦闘員、デストロン戦闘員、デストロン戦闘員、シン・アスカ 風間トオル、白いの、ジャギの手下達、KYN、野比玉子、ディアボロ、セワシ 巨人小笠原、玉子、セワシ、クマ吉、徹夜組のオタク数名、コミケスタッフ数名 東京都知事、タケシ、ディアボロ、タケシ、野比玉子、ギース・ハワード 9/、人修羅、この場にいたたくさんの人たち、タケシ、巴マミ、セワシ 《中略するとでも思ったのか? 最後まで書くよ!》 タケシ、巨人小笠原、ドバイにいた約200万人のモブ、スリーパー、513 野比玉子、巨人小笠原、飛行機の機長、飛行機の副操縦士、飛行機のCA 飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客 飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客 飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客 飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客、飛行機の乗客 ディアボロ、私、3751、村上、サンダ、ガイラ、書き手、店主、アグ○ス ディアボロ、セル、魔人ブウ、松岡修造、群馬県住民数百万人、ルパン三世 うずまきナルト、野比玉子・この世全ての悪形態、田井中律・この世全ての善形態 ロイド・アーヴィング、フリーザ、大魔王バーン、夏休み、ロクサス、とある学生 野比玉子、富竹ジロウ、ディアボロ、セワシ、巴マミ、タケシ、アスカ・シン インベーダーの一部、ラ=グース細胞の一部、北の国の将軍、ムルタ・アズラエル 武田真也、草薙ケン、中里毅、伊佐坂甚六、中野梓、野比玉子、セワシ、巴マミ クマ吉、カービィ、浅倉威、田村ひより、野比玉子、野比玉子、野比玉子 野比玉子、野比玉子、ディアボロ、513、スゴーミン、アイス工場の社員 ジャギの手下達、張五飛、総理大臣、ロマサガ4……以上です 合計は……63億200万人以上です……って小さな世界作れますぜ、こりゃ… それで今回の禁止行為は……禁止行為は…… ……何、禁止行為の発表はしなくていい? いやいや、それ駄目なんじゃ…… じゃあ、勝手に決めちゃいますよ…じゃあ今回は禁止エリアってことで…… 禁止エリアは……『United States of America』です。 今から一時間後『United States of America』は爆発します。 ですので、命が惜しかったら、アメリカから即刻退去してください 放送は以上です、それでは皆さん。このあとも頑張って生き残ってくださいね』 【一日目・5時/主催者本部】
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クリスマスイブの夜 パーティー プレゼント 賑やか サンタクロース 冬雪景色 年の瀬迫るイブの昼、ゴウンゴウンと機械が動いて工場全部が大忙しのフル稼働! なんでって……? だってここは、クリスマスプレゼントを作ってる、Snowman s Toy Factoryなんだから! 世界の子供たちみんなが待っているからせっせこせっせこ働いて、おもちゃやお菓子をいっぱい造らなきゃ! 中身ができたらコンベアで、可愛く包んでリボンを付けてラッピング!そうしたら、クリスマスプレゼントの完成~~~! できたクリスマスプレゼントは、工場併設のサンタ事務所で、みんなにお届け準備をするよ! 大勢サンタも回転木馬のアバター棚で、身支度万端準備もオッケー! でも……あまりに工場が激しく稼働するものだから、機械の熱で室温あがって、工場長のミスタ・スノーマンが溶けちゃうぞ?! 【VRChatワールドリンク】 ・Vket2021 Christmas Party without Santa 【カタログページ】 【サークル一覧】
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今日からはじめます 1です メニュー1 ごはん 半角 -リスト パスタ ほうれん草 しじみ どらえもん
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2016年クリスマスイベント「二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~」にて登場した、11体目の配布サーヴァント。 配布サーヴァントの中では初のランサークラスであり、Buster全体攻撃宝具持ち。2代目サンタのサーヴァント。 ステータスはATK寄り型。カード構成はQ2A1B2の典型的ランサーで、NP効率とスター生産はそこそこ。 属性は混沌・善・人。ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕と違って性格:悪ではなくなっているので注意。 スキル スキルは先代サンタより「聖者の贈り物」を、オリジナルのジャンヌ・ダルク〔オルタ〕より「うたかたの夢」を継承している。 スキル強化は高レア寄りではあるが必要素材のかぶるサーヴァントが少なめで、イベントで収集出来ていればスキル上げは容易な方。 【スキル1】聖者の贈り物 C CT 7-5 単体のHPを1000~3000回復させ、スター発生率アップの効果を3T付与する。 スキルLvが低いと効果は薄いが、最大3000回復をCT5で使えるので、しっかり育成すれば回復スキルとして優秀。 主力として長期戦で使用するのであれば、出来るだけLvを上げておきたい。 見落とされがちであるが、スター発生率アップも固定で30%アップと「諜報A++」と同等の数字であり、ヒット数の多い味方に使えば回復度外視で使用してもそれなりの効果を得られる。 【スキル2】自己変革 A CT 7-5 NP獲得と弱体耐性アップの複合スキル。 NPは20%固定。未凸カレイドスコープ、あるいは50%礼装+他からの30%増加スキルと併用すれば開幕から宝具使用も狙える。 弱体耐性アップは基本的にオマケだが、持続が長いのと「対魔力」と合わせてかなりの耐性になる。 上手くタイミングが合えばかなり弾いてくれる。 スキルLvを上げても弱体耐性アップしか上がらず、他のスキルが強力な分育成優先度は低い。 育てるならCTの短縮を目当てに、Lv6をとりあえずの目標にしよう。 【スキル3】うたかたの夢 EX CT 8-6 本家「うたかたの夢 A」と同様の、1TBuster強化+無敵にHP減少デメリットの複合スキル。 ランクが「EX」へとアップしており、Busterアップの倍率が本家よりも5%高くなっている。 カードバフ系スキルでは最大の倍率で、これ以上の倍率を使えるのは等倍クラスのマシュ、同率の槍オルタぐらい。 カード構成や宝具と相性がよい為、最優先でスキルを上げたいところ。 バフ量が上がった分、HP減少量も増加(1000→1200)している。HP1200以下の場合にもスキルは使用できるが、残りHPは1となるので注意。 宝具「 優雅に歌え、かの聖誕を (ラ・グラスフィーユ・ノエル)」 全体Buster宝具。配布サーヴァント故に宝具レベルMaxが比較的容易で、スキルとランサーのクラス補正もあり高火力が期待できる。 さらに「敵全体:弱体耐性ダウン付与」「味方全体:攻撃力アップ」「味方全体:HP回復量アップ」と3種の追加効果を持つが、 これらの持続ターンは”1Tのみ”なため、宝具を撃ったターンに効果が切れてしまい、スキルとの併用はできない。 弱体耐性ダウンと回復量アップの恩恵は宝具チェイン専用と割り切ろう。 味方全体の攻撃力アップがあるので、出来るだけ先頭で発動すると良い。 2024/2/1実装の強化クエストクリア後は、基礎ダメージ倍率がアップし、持続1Tだった効果が3Tに延長される。 総評 宝具前提のアタッカー。 Buster55%アップ&宝具Lv5の破壊力はかなりのものである。 宝具威力の高さに加え、NPチャージスキルまで持つため、開幕宝具で敵を一掃する運用においては星5のサーヴァントにも比肩しうる。 また全体的にCTが短く回復スキルをもつため、長期戦においても活躍出来るポテンシャルがある。 周回、攻略どちらにおいても使いやすく、優先して育てておくべき一騎。 ただし通常攻撃は同レアリティのランサーに比べ頼りない。宝具をどれだけ撃てるかが活躍の鍵となる。 礼装には、開幕宝具を可能とするカレイドスコープとの相性が抜群に良い。 その他には、宝具使用を早めるNP補助系や、宝具威力を高めるアタックUP系・宝具威力UP系がお薦め。
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サンタクローズ 原題:The Santa Clause 公開:1994年11月11日 時間:97分 監督:ジョン・パスキン 目次 サンタクローズストーリー 概要 キャスト ストーリー 玩具メーカーに勤めるスコット・カルヴィンは妻のローラと別れ、一人息子のチャーリーと久々にクリスマス・イブを過ごすことに。チャーリーを楽しませられないスコットだが、ある晩サンタクロース*の服を着た男性が屋根から落ちてきて消滅する。残されたサンタ服を着たスコットは知らないうちにサンタ契約(サンタクローズ)を締結してしまい、サンタの正式な後継者となってしまう。 チャーリーと共に一晩のサンタ稼業を終えたスコットは父親としての威厳を取り戻すが、スコットには昨晩の経験が夢にしか思えなかった。スコットはサンタのような風貌になっていき、チャーリーは父親がサンタという妄言に取り憑かれていると見なされ、遂にスコットはチャーリーから引き離されてしまう。 概要 ひょんなことからサンタクロース*の座を引き継ぐことになった男性の騒動を描くファミリー・コメディ。シリーズ第1作。 約1.9億ドルの大ヒットとなり、続編として『サンタクロース・リターンズ!クリスマス危機一髪』(2002年)と『サンタクローズ3 クリスマス大決戦!』(2006年)が公開された。2022年にはDisney+オリジナルシリーズ『サンタクローズ ザ・シリーズ』が配信開始される。 キャスト スコット・カルヴィン ティム・アレン 磯部勉 ニール・ミラー ジャッジ・ラインホルド 金尾哲夫 ローラ・ミラー ウェンディ・クルーソン 宮寺智子 チャーリー・カルヴィン エリック・ロイド 伊藤隆大 バーナード デヴィッド・クラムホルツ 石田彰 ヌンツィオ刑事 ラリー・ブランデンバーグ 島香裕 ダニエルズ先生 メアリー・グロス ジュディ ペイジ・タマダ ホイットル氏 ピーター・ボイル 嶋俊介 ウェイトレスのジュディ ジェーン・イーストウッド 水原リン ビジネスマン 稲葉実 テレビのアナウンス 定岡小百合 吹替版:1996年11月21日発売。 ※DVD・VHS収録その他:長谷川愛美、沢海陽子、岩田安生、大木正司、瀬畑奈津子、秋元羊介、宮崎智之、森田太陽、土田英鈴、田中恭兵、内藤愛美 翻訳:九鮎子*、演出:福永莞爾*